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日本の米―環境と文化はかく作られた (中公新書)

strong>本, 富山 和子

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によって 富山 和子
4.1 5つ星のうち12 人の読者
ファイルサイズ : 25.26 MB
内容(「BOOK」データベースより) 日本の山河は二度にわたる大土木事業の結果である。先祖たちはいかにして大地に刻みをいれ、今日の山、川、平野を作ってきたのか。『水と緑と土』の著者が米を通して日本の歴史を検証。一滴の水も森林も古墳も、さらにはコンピュータに強い現代人の特質までも米の文化の所産であることを説き、日本人が米作りを放棄すれば環境も文化もアイデンティティも失うと警告する。土木の世界に光を当て、農業の価値を新しい視点から捉え直す。
日本の米―環境と文化はかく作られた (中公新書)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
私は3年前に農業に関わる仕事につきました。今はさびれましたが、北九州市の戸畑区という新日鉄をはじめとする工業地帯の町で、水田はほとんどない所に生まれ育った私には、まったく未経験の分野です。ですから、一反とか一町とか言われても、どのくらいの広さなのか。稲作と言ってもピンとこないというのが正直なところでした。出来るだけ、現場を見ようと農業の現場、農業者の話を聞くことから始めました。その二年目にであったのがこの本でした。漠然と「日本の農業を知るには米づくりのことを知らなければ」と思っていた私の目に飛び込んできたのが実は、この本の著者、富山和子さんが小学生向けに書いた「お米は行きている」という本でした。古本屋の本棚で見つけ、それを読んだ私はその内容に引き込まれました。確かその中に、その原作であるこの本=「日本の米ー環境と文化はかく作られた」の紹介を見たのでしょう。幸いにも私はこの本を、その同じ古本屋の105円コーナーで見つけたのでした。私は、この本で、米がいかに優れた農産物であるか、すぐれた豊かな栄養素にあふれ、一粒の種籾から2000ないし3000粒の米粒が生まれるという生命力、貯蔵ができる、それだけでもおいしいことなど初めて知りました。また、日本国中に、稲作、水田づくりを可能にした土木技術、灌漑技術、それに必要な数学=算術の発達がピラミッドに比肩する巨大建造物の建設を可能にしたこと、それを可能にした指導力、財力を培ったことなどを知りました。富山和子さんの話はさらにそこから始まって日本の環境と文化がいかにつくられたかに展開していくのです。そうだいな歴史小説を読むように、あっというまにその世界に引き込まれ、確か一晩で読み終えたと思います。本の冒頭部分の佐賀県の吉野ヶ里遺跡に見られる王国がいかにして滅亡したのかと言う推理は非常に興味深く、有明海の「アオ」の存在を初めて知ったのもこの本のお陰です。この本は日本人の歴史のさまざまなドラマを織り込んで書かれており、学術書の堅苦しさはありません。私は、この本を繰り返し読みながら、会う人会う人に、農業に少しでも関心のある人に、この本と、冒頭に書いた「お米は生きている」を読むように薦めています。ついでに、この本のそのまた原論が、富山さんが30数年前に書いた「水と緑と土ー伝統を捨てた社会の行方」(中公新書)で、その中で、提唱された「水田はダムである」という至言は、現在、ダム建設反対運動など環境保全や都市計画をめぐる運動に取り組んでいる人びとにとって最高の宝を提供していると思います。

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