幕末維新 消された歴史 (日経文芸文庫)本ダウンロード

幕末維新 消された歴史 (日経文芸文庫)

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幕末維新 消された歴史 (日経文芸文庫)本ダウンロード
によって 安藤 優一郎
3.5 5つ星のうち19 人の読者
ファイルサイズ : 18.84 MB
内容紹介 正史では権力を握った側に都合の悪い事実は抹消される―倒幕を巡る薩長内部の不協和音、会津藩の悲劇、雄藩の思惑―資料を丹念に辿り、正史では語られることのなかった敗者の歴史から幕末維新の実像を描く。 現存する手紙や日記などの文献を丁寧につなぎ合わせ、薩摩藩における西郷・大久保の立ち位置、一橋慶喜・会津藩・桑名藩にあった意見のきしみや不信感、大政奉還や王政復古の流れにおける諸藩の動きが倒幕派や幕府側にどう影響したか―など「教科書」には書かれることのなかった幕末の歴史を多視点から解説します。 内容(「BOOK」データベースより) 開国の外圧と幕府権威の失墜、そして時代は倒幕・大政奉還へと進んだ。しかし当初、薩長両藩は倒幕派ではなく、西郷・大久保らは孤立を深めていたのである。史実を丹念に辿り、正史では語られることのなかった敗者の歴史から、幕末維新の実像を描き出す歴史読み物。 商品の説明をすべて表示する
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幕末維新史の再検証本。昨今流行りの明治維新見直し論にもピンからキリまでありまして、その中でも本書は一次史料を押さえて幕末情勢を追いかけていこうという正攻法であります。通説をひっくり返すのではなくて、史料を通して通説を掘り下げるという方向性。複雑怪奇な幕末政治を簡略に単純化するのではなく、いかに複雑怪奇だったかを逐一説明。佐幕も討幕も決して一枚岩ではなく、薩摩・長州は藩内に武力討幕反対派を抱え、会津は幕府の中で孤立し、流動的な情勢の中で他藩の動向をにらみながらどこもかしこも離れてはくっついての繰り返し。従来の明治維新のイメージを覆すだけではなく、それ以上に善玉対悪玉の単純明快な二元論的解釈や初めから黒幕の思惑通りに討幕が進んでいったというような陰謀論への強烈なリテラシーにもなっています。もっとも、そうしたセンセーショナルでアジテーション的な「隠された真相」をお求めの向きにとっては退屈でつまらない内容に見えるかもしれませんね。大政奉還後の幕府存続派の反対運動についても詳しく紹介されてポイント高し。大政奉還から王政復古のクーデターまで、薩長以外は何もしていなかったといわんばかりの幕末本が多いんですよ。天璋院篤姫の書簡も掲載されており、悪逆之者(官軍)をやっつけろと奥羽越列藩同盟を思いきり焚きつけています。ただでさえ複雑怪奇な幕末情勢でも徳川慶喜の政治姿勢はやっぱり捉えどころがなくて怪奇的。大政奉還の建白を早く実施するように土佐藩をせっついたり、王政復古のクーデターを事前に知っていて黙認したり。慶喜の真意はいったいどこにあったのでしょうか。ただ引っかかったのは「官軍が正義、幕府が悪」といった構図を従来の明治維新像として取り扱っていること。いったい、いつの時代のイメージなのでしょう?昭和生まれのおっさんにとって、一般レベルでは昭和の時点でもう圧倒的に「善玉佐幕、悪玉薩長」が優勢だったと思えるんですが。「官軍が正義、幕府が悪」が定説だったら「勝てば官軍」なんて言葉は存在しませんよ。もう一つ残念だったのは解説。「歴史を書くなら公平に」といいつつ、善玉悪玉をひっくり返した二元論的幕府贔屓の見方で本書を都合よく読んでいるようで「ホントにちゃんと読んで解説を書いているの?」と首を捻らされます。薩英戦争と下関戦争を同列の攘夷戦争のように並べないでください。

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